副鼻腔炎・蓄膿症改善ナビ

急性副鼻腔炎や蓄膿症、好酸球性副鼻腔炎など鼻炎全般についてまとめています。


楽天市場はこちら

好酸球性副鼻腔炎 診断基準

好酸球性副鼻腔炎 診断基準

2017/03/05

最近、注目されている疾患に好酸球性副鼻腔炎というものがあります。この好酸球性副鼻腔炎と通常の副鼻腔炎の違いすなわち診断基準の違いはどこにあるのでしょうか?

調べてみましたので、ぜひごらんください。

m015-404

好酸球性副鼻腔炎の診断基準

A 主要な症候・所見

1)多発性鼻ポリープ:いわゆる鼻茸のことです。この鼻茸が鼻腔内に発生して、鼻閉を起こします。
2)喘息合併:好酸球性副鼻腔炎になると高確率で喘息の合併症が発症します。ただし確率は60~80%と言われているので、運がよければ発症はしません。
3)好酸球に富む粘性の鼻漏:副鼻腔内に抗酸菌に侵された粘っこい鼻汁のことです。これの発生率は20%前後といわれているので、発症しない人もいます。
4)早期の嗅覚障害:嗅覚障害そのものは急性副鼻腔炎・慢性副鼻腔炎(蓄膿症)でも発生するので、好酸球性副鼻腔炎の診断基準としては少し弱いですが、確実に発症するので診断基準としてふくまれます。
5)ステロイドの全身投与による鼻ポリープの消退:基本的に好酸球性副鼻腔炎の治療はこのステロイドによる投与以外には現代医療では効果がありません。そのためステロイドによる投薬で鼻茸や粘性の鼻汁がなくなれば、好酸球性副鼻腔炎と診断されます。

m014-054
B 組織所見

基本的には手術をして鼻茸等を検査することによって、好酸球がいるかどうかで好酸球性副鼻腔炎の診断確定をします。

そのため、好酸球性副鼻腔炎かどうか確定されるためには鼻茸摘出手術をおこなって組織検査をします。

好酸球性副鼻腔炎かな?っと思った時は

好酸球性副鼻腔炎の診断を確定するためには、鼻茸摘出手術による組織検査がもっとも確実なのはご理解いただけたとおもいます。ですが、副鼻腔炎の診断だけで鼻茸の摘出手術を行うのはリスクがありますよね。

m015-293

そのため私個人の考えでは、好酸球性副鼻腔炎かな?っと思った場合には、副鼻腔内に鼻茸が多数発生しているかどうか?これを判断基準にして、アレルギー性鼻炎や蓄膿症なのか好酸球性副鼻腔炎なのかを診断すると良いです。
鼻茸が多数あるようなら病院でその旨を伝えると医師が好酸球性副鼻腔炎の可能性を疑ってくれ、適切な診断を受けることができます。

副鼻腔炎と好酸球性副鼻腔炎の違い

ものすごく簡単に説明すると嫌気性菌が原因で起きるのが慢性副鼻腔炎。好酸球感染性が原因で起きるのが好酸球性副鼻腔炎ということになります。

m001-154

またもう一つの違いとして嫌気性菌は外部から来ますが、好酸球は白血球の一部なので体内にいる菌ということです。そのため慢性副鼻腔炎(蓄膿症)と思って治療しても、原因菌が違うため改善されないと言う状況が起こってしまいます。

そして最大の違いは慢性副鼻腔炎(蓄膿症)は鼻茸切開手術で一定の効果がでるのですが、好酸球性副鼻腔炎では鼻茸切開手術をしても全く効果がでません。これは先ほど説明した原因菌の違いによるものです。

m001-089

そのため2001年に従来の慢性副鼻腔炎(蓄膿症)とは全くの別の病気と判断され好酸球性副鼻腔炎と名付けれたのです。好酸球性副鼻腔炎は従来のタイプのように嫌気性菌やインフルエンザ菌に感染して起こるものではなく、副鼻腔の粘膜で好酸球が増え、炎症を起こした状態です。

 

広告

-好酸球性副鼻腔炎 診断基準
-