好酸球性副鼻腔炎の治療方法
2017/03/05
好酸球性副鼻腔炎の治療法には様々なものがあります。多く利用されて言うのが薬物による治療です。副鼻腔炎は大きく分けると二つにわけられます。非好酸球性副鼻腔炎というものと好酸球性副鼻腔炎というものです。まずはこの違いをおさえてそれにあった治療を選ぶようにしましょう。
非好酸球性副鼻腔炎は風邪と同じウイルスや細菌が原因となります。そうなると副鼻腔に炎症がおこるので炎症を抑えることが主な治療となります。こちらは症状の進行が遅いのでなかなか治療を始めにくい病です。ですがそのまま治療をせずに放置すると頭痛や倦怠感などにつながり生活に直接影響を及ぼすようになります。
もう一種類が好酸球性副鼻腔炎というものです。この疾病やアレルギーが原因となる副鼻腔炎です。副鼻腔炎の粘膜の中の白血球の一つである好酸球が集まり過ぎておこるものです。
このアレルギーの原因には様々なものがあげられています。ハウスダストやかび、ほかにも湿度や温度の急な変化も原因となるといわれています。こうした2種類の副鼻腔炎はそれぞれ治療法が異なっています。
非好酸球性副鼻腔炎の場合はマクロライド系の抗菌薬が利用されます。マクロライド系の抗菌薬は炎症を抑える鼻水を抑える効果を期待できます。このお薬は長期の期間に少しずつ摂取するようになります。
好酸球性副鼻腔炎の場合は抗菌薬の効果が少ないといわれています。そのためアレルギーを抑える効果のあるロイコトリエン拮抗薬や、粘液溶解薬を内服するようになります。ほかにもステロイド薬を内服しても高い効果を期待できます。
ほかにも共通して利用されるのが手術による療法です。重症の場合や、薬により治療が効果を見ない場合は手術を検討するようになります。好酸球性副鼻腔炎はポリープを伴うことが多いので手術による処置を行う方法が多くなっています。内視鏡手術による治療になり、鼻ポリープや粘膜を削って薄くする処置になります。こうして自然口を大きく開きつらい症状を軽減させることができます。