好酸球性副鼻腔炎の手術後の治療法
2017/03/05
好酸球性副鼻腔炎は20年ほど前から治りにくい副鼻腔炎として注目されています。症状としては、早期の嗅覚障害、はなづまり、粘調な鼻汁が特徴的です。成人に多く発症し、また喘息と合併することが多い、やっかいな病気です。
好酸球性副鼻腔炎の主な治療法として内視鏡手術による治療があります。しかし、難治性・再発性の病気ですので、手術後は長期間の治療と管理が必要です。再発性が高いなら手術する必要ないのでは?と思われるかもしれません。しかし、一度手術をしておけば手術後の鼻洗いで副鼻腔内の分泌液を洗い流しやすくなります。
副鼻腔内から出る分泌液には好酸球性副鼻腔炎を再発させるたんぱく質が含まれています。内視鏡手術によって鼻・副鼻腔内の通気性が良くなるため、鼻洗いの有効性も上がるのです。鼻洗い、病院によっては鼻洗浄は手術後の治療法としてとても重要です。ただ手術後の治療は鼻洗いだけではありません。
鼻洗い以外の治療法はステロイド内服薬が主体です。また抗生物質や抗アレルギー薬が併用されることもあります。もちろん、これら内服薬での治療と並行して鼻洗いも行って行いきます。
しかし手術後の治療を徹底しても再発する例は多いです。それでも以前は再発の度に手術をしていたケースが多かったのですが、今はそんなことはありません。最近は再手術の例は少なく、ステロイド薬などで症状を落ち着かせることが可能となっています。
鼻洗い、鼻洗浄もしくは鼻うがいは花粉症にも効果ありと言われ自宅で実践している人も多いかと思います。ただ鼻洗いは間違った方法だと中耳炎の原因になりやすいので注意も必要です。まず、鼻洗いに使う水は1リットルの水に対して9gの食塩で作ります。温度は25度~30度がオススメ、冷たい水だと鼻の粘膜への刺激が強すぎるそうです。
それと塩素の多い水道水より、ミネラルウォーターが適切だとか。また、洗浄後にすぐに強く鼻を噛むと中耳炎の原因になりやすいそうです。そのためこういった鼻うがい専用のキットもありますので自宅で色々調整するのが面倒くさい人などは試してみても良いかもしれませんね。
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