副鼻腔炎と鼻血
2017/03/05
鼻を頻繁にかむことが原因
副鼻腔炎の症状の1つに鼻水が出るからといって頻繁に鼻をかむことが原因で鼻血が出ることもあります。これは鼻に違和感を感じるのですっきりさせたいと思って、そして鼻を頻繁にかんでいると鼻の粘膜が傷ついてそして鼻血が出ることが多いのです。
この場合の出血はそれほど心配をする程度のことではありませんが、外出先などで出てきた場合には困りますよね。ですからできればあまり強く鼻をかみ過ぎないことが大事ですし、そんなに頻繁に鼻をかむほど鼻水が出ているというのであれば、普通の鼻水ではありませんので、耳鼻科に早めに行って対処してもらう必要があるでしょう。
炎症によって粘膜が弱っている
副鼻腔炎をわずらっている人は炎症を起こしていて、鼻の奥で炎症が起きていればそれだけでなく、膿などもたまっていることもあります。膿がたまっていれば鼻をかんだときにもサラサラの鼻水ではなくて、ドロットした鼻水が出てしまうことが多いです。
そして粘膜が炎症によって弱っていることから、傷つきやすく、少し鼻をかんだだけでも出血することがあるのです。
ですから鼻をかんだと同時に鼻血が出るということもよくあります。
炎症を起こしている場合には鼻の奥はとてもデリケートな状態になっているはずですし、このデリケートな状態はほうっておけばさらに悪化してしまいますので、早めに対処して耳鼻科などで治療を受けるべきです。
傷が治ってはまた傷ができる
炎症を起こしていて粘膜が弱ってるところに鼻を強くかんで、傷ついて鼻血が出る。そしてしばらくして鼻血が止まって傷も落ち着いたところでまた鼻を強くかみますので、また出るといったように悪循環を繰り返してしまっている人は意外と多いです。
傷が治るまでそれならば鼻をかまずにいればいいのかといえば、そうではありません。根本的な原因である炎症を抑える必要があるのです。
炎症を抑えることによって鼻の粘膜も強くなりますので鼻をかんだくらいでは出血しなくなるのではないでしょうか。副鼻腔炎を放置して炎症がひどくなり、悪化してしまえば、このように大変なことになりますので早めに耳鼻科にいってみてもらいましょう。
そして鼻をかむときはできるだけ強い力をかけて鼻をかむのではなくて、頻繁に出血しているようでしたら傷ついている証拠ですので、やさしくかんだり、拭くだけにしておいて傷つけないようにすることが大切です。