アレルギー性鼻炎 漢方
2017/03/05
アレルギー性鼻炎などのアレルギー疾患では花粉やダニ、ホコリなどが原因物質となります。これら原因物質に体がアレルギー反応を起こし、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状を引き起こします。花粉症もアレルギー疾患に含まれます。
アレルギー性鼻炎は根治することが極めて難しい病気です。多くの病院では抗アレルギー薬、ステロイド薬などを用いて治療します。それでも改善しなければ手術療法で改善を図ります。ただ、中には漢方薬を用いて治療をする病院もあります。
漢方の考え方では体を一つの塊として全体的に捉えます。体全体がバランスの取れた状態で機能していれば健康と考えます。このバランスは主に内臓機能がバランスよく働いている事を指し、内臓機能のバランスが崩れると病気になると考えます。一方、西洋医学では体を部分に分けて捉えるので対照的なアプローチです。
ではアレルギー性鼻炎の原因について漢方ではどのように考えているのでしょうか?漢方では体内の過剰な水分が原因でアレルギー疾患となると考えています。過労やストレス、冷たい食べ物・飲み物を過剰に摂取すると胃腸の働きが悪くなります。胃腸の働きが悪くなると水分代謝が悪くなり、消化吸収能力も悪くなります。
消化吸収・代謝が上手く機能しなければ、体内に余分な飲食物が残り易くなります。これら余分な飲食物は体にとって必要の無い物なので、長く残ればやがて体の機能にも悪影響を及ぼします。このような体内のバランスが取れていない時に、花粉などの異物が侵入するとアレルギー性鼻炎などを発症しやすくなるのです。
漢方による実際の治療では、症状を抑える「標治」と、根本から治す為に体質改善を図る「本治」があります。長期的には根本から治す為の本治を行い、症状が酷い時に標治で対処するという形です。花粉症のような季節性の物や余りに症状が酷い時は本治と標治を並行して行います。
アレルギー性鼻炎における標治では水分代謝を調整し、アレルゲンを除去する小青竜湯などが使われます。本治では胃の機能回復を図る為に補中益気丸などが使われます。
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